「苗7割」といい、良い農作物を生産する上で苗が非常に重要な要素となっています。
そんな大事な苗を万全を尽くし、様々な方法で栽培しています。

ポット苗
ポット苗は通常畑やプランターに植える前に、成長を促進し、根が十分に発達するのに最適な環境を提供します。
ポット苗の利点は、個別の管理が可能であり、育てたい場所やタイミングに合わせて植え付けることができることです。また、ポット苗は早期に根が発達し、成長が早まるため、収穫が早くなることがあります。ポット苗には自根と接木に分けられています。
ポット苗には2つの種類があります。
1

自根苗
野菜の品種を種から育てた苗
・受注生産で年間500万本の生産
・販売先:種苗会社→ホームセンター
:ホームセンター(直接販売)
2

接木苗
病気などに強い品種(台木)に接木した苗
・受注生産で年間200万本の生産
・販売先:種苗会社→全国のホームセンター
:ホームセンター(直接販売)
:群馬近郊農家313先

セル苗(プラグ苗)
セル苗は、個々のセルに植物の種や苗を配置することで、効率的に育てることができるため、園芸や農業で広く使用されています。植物の成長を効率化し、栽培者がより多くの植物を同時に管理できるようになります。

カットパック苗
カットパック苗は、植物の苗を小さなパックに切り分けて販売する方法を指します。これらのパックには通常、複数の苗が含まれており、苗の栽培を開始するための便利な方法として広く利用されています。
作業の流れについて
1
播種
苗の出荷時期から逆算し、各品種の生育日数や時期により播種作業を行います。
2
養生
きゅうりや葉物野菜は養生室に入れ、温度管理を行います。
3
接木(きゅうり・なす・スイカ・トマト)
穂木や台木のカット面に注意し、接木を行います。
4
養生
きゅうり以外の品種は活着させるため、定植するまで養生室で管理します。
5
定植
苗の状態や植え方に注意し、定植を行います。
6
水やり・散布・管理
苗の成長段階により、灌水の量を調節し、消毒・液肥を行い管理します。
7
出荷
出荷時期になった苗を詰め、出荷します。

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